ダウンタウン



気ちがいたちがみるゆめは
まっかであおじろくほのめいた
はらはらとふりつもるツルツルのキャンディーに
まぼろしの女の悲鳴をきいた
ぼくはこれいじょうくるっちゃいけないと
必死で霧をむさぼりつづけるが
腹のあたりにはうじがわいてるし
目は白昼夢をおいつづける


気ちがいたちがみるゆめは
消滅と忘却に富んでいる
韻だけをふむ読めない詩たちに
熱血のあんたの頸がちぎれる
ほそいんだ
ねこのめみたいだ
ぼくはもう発狂寸前だよ


だきしめられたことがないやつは
いったい、どうなったらここじゃなくなるというでしょう
黒猫がないてます
ギャアギャアギャア。ギャア


気ちがいたちがみるゆめは
あまりにもきれいだ
後頭部をみみずが這っている
腕の血管がちぎれとびちる


プッチン



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