ネバーエバー



六弦がたわんで世のものとも思えないような音色をかなでている
ぼくらの歌声はどこまでとどくだろう、響くだろう
この朝の、ぬれた空気をつたわって
ロックンロール、エヴリワン


きみのうただよ
きみの世界をことばにしてごらん
きみのつらさを
かくさないでいいんだよ、もう
きみのゆめを
ゆめだとか、しんじられないのなら
この音に耳をすませてごらんよ
ほら、きこえる?


六弦がたわんで世のものとも思えないような音色をかなでている
ぼくらの歌声は空を振動させる
核の中、細胞分裂、ルートの法則、昔の人は
ねえ手にかかえればかかえるほど
いろいろなものがあふれて、涙でるだろ


きみのうただよ
すきとおった夜をこえてく
なにもおわりやしないよ
ぼくらの鼓動は月にまでとどいてる
夏の入道雲
冬の白い息
不変の事実もやがてはかわる
ぼくらがかかえきれなかったものは、しってるかい、おちたらね、芽になるんだよ


ぼくらの後ろにライオンがついてくる
ぼくらの後ろにキリンがついてくる
ぼくらの後ろにヒョウやシマウマやゾウやイヌやネコやコアラやカンガルーやしまいには
しまいにはどっかのへそまがりさんまで
ぼくらの後ろについてくる
六弦がたわんで世のものとも思えないような音色をかなでている
ぼくらの歌声はどこまでとどくだろう、響くだろう
この星を、光のはやさで
かきならせ
ロックンロール、エヴリタイム



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