悪夢
意図がつかめません みどりいろの萌黄がすきじゃなくなりました だから(愛しい?)、あなたの首を 赤い紐でくくってあげます 安心してください なんにも痛くありません あなたのいうような道徳も事実も すっかり、頭にたたきいれましたから 百点をください ぼくの舌のうらに判を押してください けなされるたびぼくは舌を出し それを見せてやりましょう まったくここらはまっくろで ドラゴンフルーツのごとくツブツブな種が そう飾り立てる猿の中身は こんなふうにのっぺらなんだろうな だから(愛しい)、あなたの首を 赤いナイフで落としてあげます ぼくは恐怖と畏怖のため狂ってしまいました なんにもしゃべりかけないでください涙がながれるのです それは血のようないろをして ぼくの脳みそはドクンドックン脈打ち 約束をやぶったことに怯え あなたと同じだと思うことができなくなってしまった だからもう二度とあの場でキスはできないのです (陽だまりのにおいを追わないでください) 追わないで、追わないで、追わないで、追わないで、追わないで、救わないで、ゆるさないで、そのままで 戻る |