孤立の精神



そういう繊細なせかいにぼくはいないよ
はるかなごつい背中をながめるように
岩山をのぼりつめ頂上からとびおりる
着たコートがひたすらなびいている


単純ばかさ
それでなにがわるい
なんにもできないさ
それでなにがわるい
ひねくれているさ
それでなにがわるい
nananana
きみもおんなじようなもんじゃないか


逃げつづけたさ
なんにもしないで
きみのように目をそらしたまま
逃げつづけたら
どこかとおい
なんもないとこについたんだ


nananana
こどくだ
夜を舐めれば舌がきれんぞ



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