光について



恐怖
あまりにしらじらしい太陽に
目をつぶされかけあわててにげた
ぽかぽかの陽気のときですら外に出れない
おっかなくて


辞書で光なんてひいてみたことを黙っていよう
そうしよう


恐怖
鳥肌がたつ
ここにいちゃいけない
いますぐどこかへ
眼球があちこちにうごく。けれども足はうごかない
ぼくという人間の象徴だ。と。なさけなく。笑う。


oooooooooooooooooOOOOOOOOoooo
光のつぶがひとつづつ唸っている
それがぼくには聴こえる



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