16才
ぼくは一生懸命だった。彩ることに
ちょっぴり不幸ぶりもした。よくわかんなかったけど
世の中がどうなっているのかとかそういうことに
ひたすら情報に振り回され、腹痛をおこして寝込んでた
流されそうになるたびしがみつく。内心の枯れ枝に
見えない目をこらしてどうにかしようとしている。
ぼくは一生懸命だった。
コピーにならないために
ぼくはぼくなりに一生懸命だった。いつでも
16回目の夏にたどりついたけれど
不思議なくらい汗はかかなかった。
戻る