あきらめましょう



あーもうだめだ
誰? 調子にのってるのは
うるさいよ
シャンパングラスを叩きつけて割るパーティ


冬の海みたいな色合いの 感受性は死んでゆく
ぼくだけが年をとってゆくのですよ
虚しさをチョウエツした自由!
天才なんて本当はどこにもいません


あーもうだめだ
誰? 吐くほど泣くのは
飛行機が離陸する瞬間悟りましたが
自信のなさとかそういうんじゃなく
意外性の少なさをせめられたって才能のなさを嘆いたってしょせん どうしようもないこと
あきらめましょう


一本じめでしめましょうね
理想のぼくという夢を
(感受性が今 死滅シタ)



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