僕の木



こんな、弱い僕ではいたくない


疑って
体で買収して
金で媚びて
愛想笑いだけは強気で


ほんとうはまっつぐ立って
人のあたたかいところを信じて
しっかりと相手の目を見据えて
はじけたように笑いたかったのだ
色んな人を守りたかった
のびのびと両手を広げて
自然のさまざまに理由をつけることなく


えにむけられる強さで、君たちをみることができたら
いつか 大地にのびやかに根をはって
芯から誰かを思えるような
君たちを包み込むような樹木になりたい



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